『「技術」だけでは解くことが出来ない問題に立ち向かう「思考力」を鍛えるための対策をしたい』というお声を複数のメンバー様からいただきましたので、
2021年4月より、コベツバweb授業内で、「思考力テスト講座」の配信を決定いたしました。
※これまで通り、月額2,300円で「思考力テスト講座」を含めたコベツバweb授業内の全コンテンツをご利用いただけます。
中学受験算数の問題は、「知識・技術を習得」できていれば解決できる問題と、「思考力を要求する」問題に大別できます。前者は、学べば学ぶほど脳内にストックされていき、訓練していけば「頭をあまり使わずに」解答できるようになるものです。反対に後者は、どれだけ知識や技術を武装していてもゼロベースで整理したり、試行・検証したり、誘導を解釈したりすることが求められるものです。
思考力を伸ばすためには、問題にしっかり向き合った上で、経験を積み重ねて、思考プロセス(読解・整理・誘導に乗る・解釈・試行検証)を身につけることが重要になります。
近年、全国的な現象として明確に難関校・最難関で「思考力」が求められるようになっています。関東圏では御三家はもちろん、早慶附属や、技術重視の豊島岡や女子学院においても思考力を要求する問題が出題されております。また関東圏以外に目を向けても、関西の灘や甲陽学院は以前から出題がありましたが、九州の久留米附設、愛知県の南山女子でも複数の大問で出題されるなど存在感を増してきております。
現時点で「絶対にAタイプ校(技術重視校)しか行かない、受けない」と思っておられるお子様・保護者様もいらっしゃるかもしれませんが、その場合であっても5年生時点では「思考力を鍛えるに越したことは無い」ことは改めてお伝えしておきます。本来は問題を解くことができる実力があったとしても、特に「読解」「整理」の思考力が弱い場合、問題が実際のレベル以上に難しく見えるために、解くことを諦めてしまう状況に陥ってしまうお子様は多くいらっしゃいます。
「思考力」とは、あくまでも「自分が今持っている知識だけ」を使いながら、「答えに到達する力」であり、 それは実践的に考えて試行錯誤する機会がなければ養成できないものです。 「試行錯誤すればできた」と言う成功体験を積み続けていなければ、緊張感のある入試会場で同じことを再現することはできません。
近年の入試の中での思考力の種類・トレンドなど、以下でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
もちろんコベツバweb授業では最新のトレンドを抑え、求められる4要素、経験しておくべき着眼点を偏りなくなく鍛えられる構成に致します。
▼参考
比較的余裕のある4年生、5年生の早い段階から「思考力」を意識した学習を少しずつ積み重ねることで、難関校の問題にも立ち向かうことができるようになります。
毎週のテストに参加して、「技術力」を生かす「思考力」を、全国のライバルと共に鍛えていきましょう!
この記事では、中学受験算数で大切になる「思考力」とは何か? 近年のトレンドと学校別の思考力のパターン、そしてその伸ばし方についてお話しいたします。時に、思考力は「地頭」とほぼ同一のものとして語られます。「思考力を伸ばす」と言っ[…]