7月後半から開始されるサピックス(SAPIX)夏期講習について、全体像や効果的に力をつけていく為に具体的に何をどうしていくべきか、というお話を各学年ごとにさせて頂きます。
通常、サピックス(SAPIX)における講習は怒涛のように流れて行きますが、最も長い講習期間である夏期講習も当然例外ではありません。いかに毎日の過ごし方を「ご家庭での型」として形づくり、それを毎日進行していけるかが勝負になります。
そのような夏期講習の中、今回の記事が少しでもご参考になれば幸いです。

1: 6年生の夏期講習
1-1: 毎日の目標
まず、ほとんどの人にとって「毎回のNOの7-8割の論点を自由に使いこなせる状態になること」が目安になります。勿論、サピックスアルファ中位以上のお子様については、全部理解して使いこなしにいく姿勢を持ってもらっても構いませんが、ほとんどの人にとっては難しいだろうと推測します。
後段でもお話させて頂きますが、「6年生前半戦までで学習した内容から、一手踏み込んだ応用的な論点がほとんどで、毎日新しいNOがやってくる」ことになります。逆に言いますと、6年生前半までに学習したことが身になっていない・手の内に入っていない場合、かなり苦しい状況になると予想されます。
従って、
毎回の7-8割をマスターして翌日の授業を迎えるだけでも十分な目標
と言えます。
くれぐれも「A-Dまで全部できないとダメ」と思いつめ過ぎないようにしてもらえれば幸いです。そして、理解不足の論点や問題は印をつけておいて、何処かのタイミング(お盆休みか、それが無理であれば夏期講習以降)で復習できる状態を作っておけばベスト、です。理解不足のものが突然できるようになることは、やはりありませんので。
1-2: 夏期講習(6年生)の日程とボリューム(6年夏期)
▼No1〜No16:7/22〜8/10(校舎により8/11)までおよそ4〜5回に1回休みを入れるイメージで進行
▼No17,No18:お盆あけの8/16,17(校舎により8/17,8/18)に実施(その後、夏期志望校別特訓へ突入)
と、進行していきます。
8/10または8/11まで怒涛のようなスケジュールで進行することになります。
春期講習も同様でしたが、NOから次のNOまでの間の時間がほとんどなくほぼ連日のように授業がありますので、基本的にはその日中にできることをして、次に進めて行かなくてはいけません。
「お盆休み=ピットイン」休暇で、1-2日くらいは帰省などで時間を使って、残りの日程でNO16までの消化不良分を再学習していくことに使うのが望ましいと思います。ただ、それでもあまりにも量が多いので消化不良分を最後まで捌き切れるかどうかは、人によるだろうと推測します。
毎回のボリューム的は、「デイリーサポート・デイリーサピックス」が「サマーサポート・サマーサピックス」に変わり、「SAPIO」と「立体切断」がなくなるだけで主となるもの(アプローチ・A-E)は全く変わりません。普段からSAPIO・立体切断をされていない方が多数である現実を踏まえますと、毎週の学習とほぼ同じものが毎日のように課題として与えられると認識しておくと良いでしょう。
1-3: 夏期講習(6年生)のカリキュラム
▼分野
「数の性質」「文章題(和差)」「文章題(割合あり)」「規則性」「速さ」「平面図形」「立体図形」「論理・推理」「場合の数」と中学受験算数の全分野が完全に網羅されています。
これまでの学年と違いどこかの分野・単元にフォーカスするのではなく、全分野を猛スピードで学習していくことになります。
どこが重要ですか?と問われれば、「全分野重要」というのが回答になります。もっと細かく言うのであれば、志望校によって違いますので、個別で回答せざるを得なくなりますので、ここでは控えざるを得ません。
▼内容面
3-4割:6年生前半までに学習した内容の復習
6-7割:これまで学習した内容から一歩進んだ応用的な技術。ただし、知らなくてもこれまで習った技術の延長戦上で解けてしまえるものもある。
という構成になっており、これまでの学習の習得度の違いが大きく出てくる内容になっています。非常によく身についている人は、応用的な論点・解法を知らなくても、これまでに培った技術を少しひねるだけで解けてしまえる問題も多く、逆にこれまでの学習で穴が多数残っている人にとっては、そもそも復習の内容からつまづいてしまい、非常に難しく感じてしまうと想像されます。
1-4: 夏休みの具体的な学習方法
19時30分に塾から帰ってきて、その翌日には新しいNOに入るわけですから、それまでの少ない時間を各教科の復習に充てるしかありません。また、算数に使える時間はその中でも半分ほどになろうかと思います。
ここでは、その時間の使い方の優先順位と、授業中に何を行って、帰ってくるべきか、をお伝えさせて頂きます。
▼授業中
可能な限り集中して授業を聞いてくるのは大前提として、授業で扱った問題にその場で「記号を振っておく」ことを勧めます。

▼授業後
まず、「授業で扱った問題」を最優先に取り組みます。例年であればその後に、「授業で扱わなかった問題」に取り組んでもらいますが、今年はその余裕はない方はまずは「授業で扱った問題」のみで良いでしょう。
「授業で扱った問題」の内、上記の記号の
1: ×と△
2: ◯
という順番でやっていきます。
学校・塾で疲れ切っている為、◯までたどり着けない場合は、最低限×と△だけは、授業で習った内容をすっかり忘れない為、もう一度取り組んでおきましょう。1は授業用のノート、テキストの解説、あるいはStandBy(スタンバイ)を使って再度理解し、その後にもう一度何も見ずに問題を自分の手で解き直します。2は、何も見ずに解きにいきます。
ここまでが最低限行っていくべきことです。
その後に「授業で扱った問題の◯」の残りと、「授業で扱わなかった問題」の内、サマーサポートのA-D(上位はEまで)の問題に取り組んでもらうという流れで、時間がなくてやり残した問題は印をつけておき、サピックスがお休みの日やお盆休み中に取り組むようにしてもらうと良いでしょう。
本来は、全ての問題をやりきって翌授業を迎えることができるのが理想ですが、ペースと難易度を考えますと、そうできない人や状況がかなり出てくるのではないかと想像するからです。
また、サピックステキスト解説『StandBy』をご利用中の方は、『StandBy』内部に
・重要マーク:その技術を理解することが、一般的に中学受験算数を理解する上で重要なもの
・応用マーク:偏差値58以上の学校で必要となることが多い応用技術
・遭遇率マーク:近年の入試でよく見かけるものを「頻」、見かけないものを「レア」と表現
という3種類のマークを振っています。
サピックスがお休みの日やお盆休み中を使ってもテキストの問題(A-D、志望校によってA-E)を制覇できない場合は、「重要かつ頻出」のものについてだけは必ず取り組むようにしておきましょう。
2: サピックス5年生の夏期講習
2-1: 夏期講習(5年生)の日程とボリューム
全体の日程は、校舎によるものの大きく3つに分けられます。
▼前半戦:7/19〜7/31までおおよそ8回
▼中盤戦:8/1〜8/11までおよそ7回
▼後半戦:8/16〜8/23までおよそ5回
と、進行していきます。
忙しい前半戦・中盤戦の後、お盆に休みを取り、後半戦は比較的緩やか、という流れです。その為、前半戦・中盤戦の復習を「お盆休み=ピットイン休暇」で済ませ、後半戦は回数が少ない分比較的緩やかである為、夏期講習全体の復習も並行して行うことを推奨しています。
前半戦・中盤戦は、3日に2日程度で算数の授業日という過酷なスケジュールとなりますので、ここをどのように乗り切って行くか、その消化不良をどうするかが鍵になります。
まず基本的には授業日のその日中にできることを行って、お盆休み・後半戦(8月下旬)で、学習済NOまでの消化不良分を再学習していくことに使うのが望ましいです。
後半戦は、夏期講習全体の復習まで行っていくことができればベターです。
ただし、「夏期講習全体の復習」までたどり着けなかった場合は、秋以降の学習で「すらすらできる前提で、さらに上に新しい技術を積む」ことなる「割合・比」を用いた単元だけは8月後半や9月前半に復習しておくと良いでしょう。
毎回のボリュームは、「デイリーサポート・デイリーサピックス」が「サマーサポート・サマーサピックス」に変わり、「入試問題に挑戦」「思考力の養成」が無くなりますが、それ以外は毎週の学習とほぼ同じものが毎日のように課題として与えられるので、普段から思考力系に取り組むアルファ帯以外の子供達にとっては、普段と変わらないボリュームで非常にハードな日程になります。
また、追加の課題として与えられる「ベイシック①②③」は、内容的には5年生前半で学習してきた割合・速さの復習で、「その分野に集中した基礎トレ」だと思って取り組むと良いでしょう。実際に今後の算数では、「当たり前」として扱われる内容になりますので、ここでサボらずにベイシックレベルのものは「呼吸をするくらい自然にできる」状態を目指すのがベターです。繰り返しますが、決して難しいものではありません。
2-2: 夏期講習(5年生)のカリキュラム
5年夏期講習のカリキュラムの中心になるのは、やはり「比と割合」になります。他分野については復習の比率が高いものの、「比と割合」については、新しく学習する内容の比重が高く感じます。
受験算数を大きく二つに分けるとすると「比を使う問題か」「比を使わない問題か」に分けることができるほどで、これから先も「比を使う文章題」「比を使う平面図形」「比を使う速さ」など、様々な分野に展開していくことになります。
従って、全体で14回に渡る夏期講習の中で優先順位をつけるとすれば、どこまでも「比と割合」絡みのNOを特に念入りに学習してもらうと良いでしょう。
2-3: 夏休みの具体的な学習方法
夏期講習中を大きく2つの時期に分けて記載します。
▼前半戦・中盤戦:お盆休みまで、夏期講習の山場
▼後半戦:8月後半に落ち着く → 夏期講習マンスリー
▼前半戦・中盤戦
3日に2日程度が算数授業という過酷な日程です。
また、復習中心のNOは初めの数回だけで、それ以降は割合を中心に新しいことを学習するNOが非常に多くなります。ただし、新しいことを学ぶ「割合」もこの導入時期において難易度は決して高くなく、一つ一つのハードルは低いことも付け加えておきます。
ただし、前回までに学習した割合の知識や技術が次の時に「知っていること」として利用して行くケースが多く、「積み上げ式」のカリキュラムになりますので、一回一回の学習をおろそかにせず、油断せず、丁寧に自分のものにしていくことが重要です。
前半戦・中盤戦の乗り切り方としては、「授業や家庭学習にて、記号をしっかりと振っておき、お盆休みで追いつく」ことが、重要です。
5年生の夏期講習は例年非常に過酷である為、例年「サマーサポートのABだけでCDは行わなくても良いですか?」といった質問も頂きます。
夏期講習で習う特に割合と比を用いるNOについては、現時点ではCに掲載されていたとしても、次の授業ではそれを理解している前提に新しいものを習うこともある上、秋以降はもはや基礎トレレベルの問題も多くある為、せめてA-Cについては問題を削ることは可能な限り避けてほしいと考えております。そこで、サマーサポートのA-Dまで全問の理解・消化ができそうにない場合、特に夏期講習が忙しい時期には、「授業中に」テキストに以下の記号を振っておきます。これらを振っておくことで、お盆休みや、比較的余裕がある後半戦で効率的な復習を行える状態をあらかじめ作っておきます。勿論、全て◯か◎であれば良いのですが、毎日のようにNOが続いていきますので、△や×の問題は必然的に出てくるだろうと予想できるからです。
それぞれの記号の次の授業までの優先順位は以下の通りです。
①:「授業で扱った」、授業中の理解度が△や×の問題
②:「授業で扱わなかった」問題
③:「授業で扱った」◯の問題
連日の講習で、十分に家庭学習の時間を取れないことが想定されます。そういった場合は、つまり塾の授業の最中に「これはちょっと自信がない」という問題については△や×の記号を降っておき、①だけ、つまり「授業中に△・×」だと思ったものには次の授業までに取り組んでおきましょう。
残りの②「授業で扱わなかった問題」についても、可能な限り早期に(たとえば塾がない日・お盆休み)に取り組んでおいて欲しいと思います。
お盆休みが終わり、後半戦、夏期講習の頻度が少し下がる時期は、もちろん最優先で進んで行くNOの学習・復習を行います。忙しい時期との違いは、次の授業までにテキストを1周は回せるので、帰宅後全ての問題に取り組み理解度を記録しておく(それを8月後半、9月の復習に役立てる)ことになります。
ここまでに取り組むことは当然として、並行してできる限り「前半戦・中盤戦で積み残したもの」を消化していくことになります。
その優先順位は以下の通りです。
①:授業・家庭学習双方でまだ取り組んでいない問題
②:これまでに理解度が△・×がついている問題の再復習
③:理解度が◯の問題の再復習
一度も取り組んでいない問題にはまず取り組んでおきましょう。繰り返しますが、5年生夏期講習で習う内容はそのABC(D)のレベルに寄らず今後の土台・基本となる内容だからです。
その上で、優先順位②の理解度が△や×だった問題を丁寧にノート・テキストの解説、あるいはStandBy(スタンバイ)を使って理解して、再度何も見ずに自分の力で解き直しできるようになったかどうかの確認までして、確実に自分のものにしてもらいます。StandByをご利用の方は、極力数値かえを避けた類題を掲載しておりますので、そちらを利用し、理解確認を行うと良いでしょう。
その上でもし、時間があれば、優先順位③の◯の問題も解き直しましょう。それは習った直後の短期記憶で解答できているものでも、しばらく経つと綺麗さっぱり忘れている、ということが多くのお子様で発生するからです。
そのため、再度理解と定着を深めて長期記憶に持ち込むことが重要です。夏期講習マンスリーまで間が空いてしまう分、早いうちにできる限り仕上げておくという姿勢を持ってほしいと思います。
ここまでがお盆休み直前までのお話です。
▼後半戦
前半戦と同じく、授業中に理解度の記号をつけた上で
①:「授業で扱った」、授業中の理解度が△や×の問題
②:「授業で扱わなかった」問題
③:「授業で扱った」◯の問題
上記の優先順位で進行しましょう。
後半戦は前半戦・中盤戦に比べると比較的緩やかな日程ですので、せめて優先順位②までは頑張って欲しいと思います。
そして最後、夏期講習マンスリーが8月後半に予定されています。
新しく習得する単元は比較的前半〜中盤に多いため、欲を言えば月末のマンスリーを踏まえて、8月最後のNOをこなしつつ、夏期講習全体の復習を開始して行く必要がありますが、その時間が取れないというご家庭はまずは怒涛の前半戦・中盤戦のNOで積み残したものをお盆休みに消化したのと同様に積み残しを回収していきましょう。
それも十分にできていて、夏期講習の総復習を行う余裕がある場合は、基本的にはより忘却している可能性が高い最初の内容から取り組んでいきましょう。
ここでもやはり、これまでもやってきた記号を振っていくことを継続していくと共に、前半戦から振ってきた×△◯の問題を中心に一気に復習してなんとかマンスリーまでに復習をし終わる状態を作るのが理想です。
せめて『苦手なNO×割合を用いたNO』の×と△だけでも残さずに消化しておくと、マンスリーの結果に繋がるだけでなく今後5年生後半戦での学習にも活きてきますので、特に夏以降の成績アップを狙っている皆様は、是非頑張ってみて欲しいです。
またStandByでは夏休み明けのマンスリーに向けて時間制限付きのNo混合問題を用意いたしますので、同じ問題を繰り返すと覚えてしまう方や、Noを混ぜて取り組んでみたい方はご利用下さい。
▼参考記事
3: サピックス4年生の夏期講習
3-1: 夏期講習(4年生)の日程とボリューム
全体の日程は、
▼8/1〜8/10頃:3日に2回の授業でNO1〜NO7
▼8/16〜8/26:3日に2回の授業でNO8〜NO14
と、進行していきます。
4年生の夏期講習の開始日が遅い分、お盆休みを除いて3日に2回の授業という忙しい日程になっています。
最後には、夏期講習マンスリーもあります。
後半戦に負荷がかかることが想定されるので、8月前半の内容は、夏期講習マンスリー対策もかねてお盆までに一度復習しておいて、後半に積み残しがないようにお盆に突入してほしいと思います。
毎回のテキストの内容は、Aテキストが無くなりますし、Bテキストは「デイリーサピックス」が「サマーサピックス」に名称が変わり、普段あったステップABCがない代わりに「夏の思考力アップ」があるくらいでほとんど変更はありません。Aテキストがない分、幾分毎回の負荷は下がることが予想されます。
3-2: 夏期講習(4年生)のカリキュラム
前半のほとんどが復習中心の内容で軽い印象を持ちますが、後半では「立体図形」「場合の数」という新しく学習する重要な単元をそれぞれ複数回に渡って学習します。
もっとも忙しいタイミングで新しい単元の学習、となりますが、それぞれ入試までずっと使い続けるものの基礎を学ぶことになりますので、特に後半のNOは念入りに学習してもらうことが望ましいかと思います。
特に「場合の数」は偏差値帯によらず正答率が低くなる傾向がある単元ですので、しっかりと自分の頭と手を動かして身につけて行くことが重要です。場合の数は単に書き出すのではなく、「どう言った整理方法/切り口で書き出すべきか、あるいは技術を使うのかどうか」を真似をし、学んでいくことが重要です。
3-3: 夏休みの具体的な学習方法
基本的に普段の学習と変わりません。
しかしながら、普段もっと時間をかけて学習している子供達にとっては「何を減らすか」が鍵になってくるだろうと想像します。
一つは、「頭脳トレーニング」「夏の思考力アップ」「入試問題に挑戦」を時間がない中では、省いて行くことです。それらは貯めておいてお盆休みや夏休み後にやっても影響はほとんどないと言えるからです。(ただし4年生のマンスリーや組分けでは高学年と違い、習ったものが多くない中で差をつけるため思考力や未習得技術を利用した問題が出題される傾向がありますので、どこかで取り組んでおいた方が良いでしょう。)
反面で、他の問題群については、サピックスがいつもそうであるように問題数も非常に絞られていますので、基本的には応用まで含めて頑張って身につけてもらいたいと思います。
理由は、一度目は「応用」ということで学んだものが、次の機会では「普通」に出てくることが多いからです。「応用」で一回目を経験していると、その時には曖昧な理解であっても2回目の時に十分に理解が進むのが人間だからです。これは、夏期講習期間に限った話ではありませんが、まだ先は長いこともあり、先に繋がるような学習を今のうちにやっておくと良いからです。
とはいえ、それでも連日の授業でテキストの問題が全て取り組めない場合は、最低限「復習しよう!」は取り組んで上で、ステップA〜Cは、お盆終了後にすぐ取り組んでも良いでしょう。
幸いにも4年生の夏期講習は積み上げ式ではなく単発で技術を習うものなので、連日の授業で積み残したものがあったとしても、お盆休みや授業のない日で取り戻すことは十分可能です。
4: サピックスの夏期講習の授業を休む
サピックスの夏期講習は復習の内容もあるとは言え、6年生はより細かい技術を積み上げ、5年生は重要かつ新出単元である「比と割合」を習得する場です。また4年生は5、6年に比べて復習の内容が多いものの、後半戦では重要な新出単元を習得します。
とは言え、どうしても外せない用事や帰省などで欠席せざるを得ない方もいらっしゃるかと思います。
特に4-5年までであれば、来年・再来年は受験一色になることを見越して、家族で旅行に行きたいという気持ちも非常によくわかります。実際、そういう方は多数いらっしゃいます。
その場合は、校舎で欠席分のテキストを受け取り、StandBy(スタンバイ)に無料体験登録の上「問題を解くための技術を説明するポイント動画」→「該当するデイサポ問題」→「解説動画」という順番でご自宅で学習を進めることで、欠席分の穴を埋めていきましょう。